ニューヨークの美大留学生です。アメリカと日本のハーフ&バイリンガル。
成績優秀者リスト(president’s List)に入りました!
アメリカの大学の学費はおそろしく高いです
アメリカの大学、それも私立大学の学費はだいたい日本円で1年間400万円くらいです。
それに寮や食費が足されて、だいたい1年間600万円くらいになります。
東京のインターナショナルスクールのハイスクールにいたときは、それがどのくらい高いかわからなかったけれど、こちらに来て自分で働きながら学費や生活費を払っている人と出会ったり、自分もアルバイトするようになって、ものすごく稼ぐのが大変な金額なんだと思いました。
私はプラットインスティテュートに合格した時に、大学側から「才能と成績を評価し、返済しなくてよい奨学金を給付します」という条件だったので、学費の25%くらいが奨学金でカバーされます。でも、このタイプの奨学金をもらい続けるには、学校が私の「才能と成績」を評価し続けてくれないといけないので、さぼれません。
大学入って最初の学年、自分でもとても頑張ったつもりです。なので、この間プレジデント・リストという成績優秀者リストに入れたことがわかってほっとしました。
これで多分来年度も奨学金はもらえると思います。
こういう奨学金をもらえない人は「スチューデント・ローン」という、何年もかけて返済しないといけないローンを組んで学校に来ています。利息が高いし、大学を卒業した後仕事がなくても毎月返さないといけない借金なので、返せなくなる人も多くて、アメリカでは時々ニュースで社会の問題として番組が放送されたりしています。
作品の評価も成績のうちなので
テストの点や授業に休まず出ているかだけではなくて、作品の評価も成績になるので、作品を作るのも真剣です。でも、作品は作品なので自分の表現したいものを作れるし、こういうものを作ったらいい成績になるというものはないです。
今日はナイフとハサミをモチーフにした作品を作っています。ベラは私の部屋まで来てまったり中。
作品を作るのでも、なぜかベラはリビングルームや自分の部屋じゃなくて、私の部屋で作業したがります。作っているときは私もベラも集中しているので、ひと言も話さないことも多いです。
大学で開かれる作品展に出品します
授業の課題の他に、別の作品も制作中。もうすぐプラットインスティテュートの生徒だけで開く作品展示会に出品するもので、今はここまで作業が進んでいます。
ニューヨークのアートカレッジの生活は普通の日本の大学とは多分すごく違っているかもしれないと思います。日本の大学生はあまり勉強しないと聞くけれど、こちらで大学を卒業するには、勉強も作品制作も一生懸命やって、いい結果を出さないといけないので、プレッシャーとストレスがすごいです。
でも、自分が来たいと思ってニューヨークのアートカレッジを受験して、合格した中でも一番自分にあっていると思ったプラットインスティテュートから奨学金がもらえているので、卒業まで頑張ります!