ニューヨークの美大生です。アメリカと日本のハーフ&バイリンガル。
春に体調を崩してレポートや作品の提出期限を落としてしまったので、夏休みに追いつけるよう頑張ってます。
夏休み中も3つコースを取っています
アメリカの大学は5月末から夏休み。でも私はこの夏の間も3つコースを取って勉強しています。
なぜかというと、実は春にかなり体調を崩してしまって、その間授業に出られなかったりレポートを提出できなかったので、夏の間にその分を追いつくことで単位をもらえるというagreementを教授たちとしたからです。
補習を受ければ大丈夫、は特別扱い
ただ、誰でも同じように「休む⇒補習⇒単位もらえる」というわけではありません。
アメリカの大学は結構厳しくて、授業を何度か休んでしまったり、レポートや作品の提出期限が守れなければ、もうその科目の単位をもらうことはあきらめなければいけないケースの方がずっと多いです。
なぜ私は3コースともそんな例外を認めてもらえたかというと、
「教授に好かれているから」
そして、どうして好かれているかというと
「アメリカ人の学生では考えられないほど礼儀正しいから」
です。
教授たちが揃ってそう言っているから、これはほんとのこと。
日本人の感覚では普通のことしかしてないけど
面白いのが、私は別に日本人の感覚では礼儀正しくなくて、ずっとインターナショナルスクールに行っていたし、どちらかというと普通の日本人の女の子よりマナーはダメだと思います。
でも、アメリカ人の学生はあまりにもマナーが悪いので、比較すると私がすっごく礼儀正しい良い生徒に見えるだけ。
それも、何か特別なことをしているわけではなく、ただ教授にあったら挨拶するとか、授業で彼らが話している時はちゃんと顔を見て話を聞くとか、そのくらいしかしていない。
それなのに「あなたのような礼儀正しい生徒は他にいない。夏の間もあなたに会えるのは私にとってもとてもうれしいことだから、補習に出てちゃんと作品を提出したら単位あげるから」
と教授たちがそろってほめてくれるのは、面白いというか、アメリカ人のマナーのダメダメさをよく表していると思います。
「日本人らしい」は、ニューヨークに来て感じるようになったこと
私はハーフだし、インターナショナルスクール育ちで日本の学校に行ったことがないので、日本に住んでいた時はどちらかというと「ガイジン」あつかいされることが多かったと思います。
でも、ニューヨークに住んでからは、周りから「日本人」の部分を指摘されることが多くて、自分でも「ああ、私はこういうところが本当に日本人なんだなあ」と気が付くことが多いです。
うれしいのは、それが今のところはみんなポジティブな意味でそうだってこと。
礼儀正しいとか、相手が喜んでくれる「日本人らしさ」を、これからもずっと大切にしていこうと思います。